切石智子資料室  20091021更新
since2004・7・1

■こんにちわ■
こちらは、どこかから『切石智子』とゆう人物について御興味を持たれ、
こちらへ辿り着いた方の為の資料室です。

切石智子>
Kiriishi tomoko
1968年2月14日
神戸生まれ
2003年7月1日
東京にて逝去
享年35歳


2月14日、バレンタインデーに生まれる。80年代後半より、ヴィデオ・アーティストとして創作活動をスタート。90年代に入ると、その生来の個性と、たぐい稀な好奇心によって表現の場を飛躍的に拡げ、切り絵、イラスト、小説、エッセイ、音楽評論、書評、等各方面にわたって、トリックスター的存在となる。ミュージシャンとしても、アコーディオンプレーヤーとして「吉村うみぼうず」「グリフィン」最近では、「ローズ・アンリミテッド」などに参加。また、ラテン音楽への傾倒から、キューバダンス、サルサ等への造旨も深く、自らもダンサーとして舞台に立つ。そのかたわら、ラテン諸国のアーティスト達との親交も厚く、日本のシーンとの橋渡し役を努めた。尽きることがないと思われた、無二の才能がさらに枝葉を伸ばしつつあった矢先の突然のゴッドストップだが、切石智子というアーティストの、本当の魅力は、彼女の「存在自体」にあったと思う。彼女の存在を無限だと思う人々にとっては、彼女の魅力は永遠に色褪せることがないだろう。冥福を祈るのはもちろんだけれど、叶うならば、切に“黄泉がえり”を願いたい。 (山本精一)

逝去後に行われた追悼イベントに寄せた,たくさんの方からの文章はコチラです



『キリイシ-切石智子著作集』発売中!

キリイシ
切石智子著作集 
編集:切石智子著作制作委員会
★題字 山本精一
★寄稿エッセイ ケペル木村
★帯の言葉 moonriders 岡田徹
★切石智子著作集制作委員会=植田唯起子、加藤彰、高草建、松本由香(いぬんこ)、松岡芽ぶき、森康子(bikke)、山本精一


表現者「キリイシ」を“読む”一冊

20世紀から21世紀をまたぎ、日本、そして中南米をめまぐるしく疾走。たぐい稀な好奇心と個性により、自己そのものを表現体として爆発させた切石智子。 切り絵師、イラストレーター、音楽評論家、エッセイスト、ミュージシャン、ダンサーであり小説家……。見るたび、覗く角度ごとに、極彩の閃光を放つ唯一無 二の存在として生み出した、珠玉の音楽コラムやエッセー、そして激走するジェットコースターのごとき怒涛のリズム感で読ませる小説の数々。
未発表小説を含む、それら著作を編んだ1冊、1000部限定にて刊行。

 

こちらで、呼びかけさせていただいておりました、ご予約と応援金募集は 書店店頭発売日前日の12月10日をもって、終了させていただきました。 多数のご予約と貴重な応援金に、一同、心より励まされ助けられました。 本当に、ありがとうございました!

以降は、大手書店店頭、及び下記のインターネット書店他にて、 販売していただいておりますので、
そちらで宜しくお願い致します。

ブルース・インターアクションズ
P-vine Books
TOWER RECORD BOOKS
AMAZON.co.jp
セブン&ワイ
YAHOO!ブックス

会うたびに背景が変わっていたキミは
ボクにとって“永遠の幻影少女”だ。
―岡田 徹 (moonriders)

息もつかせず進んでいく言葉と、音楽への愛あふれる言葉。
果て知れぬこれからを共に歩いてくれる「キリイシ」。
―bikke (Lovejoy)

“一攫千金”を狙う男たちをブラジルでは「ガリンペイロ」と呼ぶが、
キリちゃんはまさしく“音楽の鉱脈”から
素晴らしい“宝物”を見つけ出す「ガリンペイロ」だった。
―ケペル木村 (中南米音楽)

■著者略歴
切石智子
80年代後半よりヴィデオアーティストとして創作活動をスタート。90年代に入りさらに表現の場を広げ、イラスト、ミュージシャン、音楽評論、エッセー、 小説、ダンサーなど多岐にわたる活動がトリックスター的存在となる。ラテン音楽にひとかたならず造詣が深く、多数の音楽家を日本に紹介。
2003年に急 逝。

■目次

■小説
極楽金魚鉢
亀を放す
どてらい
名前考

■エッセイ
ミュージック・ワールド・イズ・マイン
ボーイフレンドフォーエバー
ネオ昭和歌謡とはなんだろう
キューバルポ 1〜4
美しきソンの生き証人たちのファンタジア
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが持っている美意識
イブライム・フェレール/オマーラ・ポルトゥオンド/フアン・デ・マルコス
今年の夏はやって来ない/ティト・プエンテ
老人たちフロム・キューバ、暴れまくる
ALL THAT SAMBA!!
ラテン・ミュージックの現在
中南米ロック音楽まるかじり
いま一番新しい音楽アルゼンチン音響派
アルゼンチンでの「島唄」ヒットに沖縄移民の思いを見る
サンテリアの祭壇は日本の神棚と一緒!?
空手の国際大会であらわになったキューバ人と亡命者の微妙な関係

■インタビュー
オマール・ソーサ/バンボレオ/アマディート・バルデス/エルメイト・パスコアル/レニーニ/フアナ・モリーナ/レイ・サンドバル/マチュー・ボガート/タルヴィン・シン/ASA‐CHANG&巡礼/中島らも/水森亜土

■アーティスト紹介
ジェーン・バーキン/フェミ・クティ/YUPO戸塚/アライツ・エタ・マイデル/ベベウ・ジルベルト/AOA/マーク・リーボウ/シャクティ/カフェ・ブラジル/ロス・ロボス/BPM/アントニオ・カルロス・ジョビン

■ルポ
忌野清志郎30周年/少女まんがの世界展/ハイチ・オールスターズ/バンダ・バソッティ

■ライナーノーツ
『ア・インヴァザォン・ド・サガス、オーメン・フマッサ〜サガス、狡猾な煙男の侵略』プラネット・ヘンプ/『ディスティント・ディフェレンテ』』アフロ・ キューバン・オールスターズ/『セグンド』『トレス・コーサス』フアナ・モリーナ/『プリエートス〜黒い神々の囁き』『ア・ニュー・ライフ』オマール・ ソーサ/『ザ・キューバン・コレクション』コンパイ・セグンド/『ターラの子宮』タブラ・ビート・サイエンス

■ディスクガイド
『セグンド』フアナ・モリーナ/『シー』ホルヘ・ドレクスレール/『Ciruelo』モノ・フォンタナ/『Demasiado Ego』チャーリー・ガルシア/『ハワイの伝説』レナ・マシャード/『レヴェス・ヨソイ』カフェ・タクーバ/『Los Ojos』スピネッタ/『The Planet』カブサッキ/『Accesorion』アレハンドロ・フラノフ/『サイコロジカル』ポンガ/『BLIND MOON』さかな/『ミッシング・ユー』バーバ・マール/『El Jardin Suspendido』フェルナンド・P・サマレア/『リアル・ヌビアン』アリ・ハッサン・クバーン/『E´ramos-4』ハイムンドス/『ビルディング ス・アンド・グラウンズ』パパス・フリータス/『FLASH』マルコス・スザーノ/『創作ゲーム』トン・ゼー/『ライヴ・イン・ジャパン』スラップ・ハッ ピー/『メイド・イン・メディナ』ラシッド・タハ/『私の中のファド』マリーザ/『エンブレイス・ザ・カオス』オゾマトリ/『スローモーション・ボサノ ヴァ』セルソ・フォンセカ&ロナルド・バストス/『MTVアコースティック・ライヴ』ジョルジ・ベンジョール/『ファンクだよ、全員集合!』ブーツィー・ コリンズ/『ダウン&ダーティ―ライヴ』ダーティ・ダズン・ブラス・バンド/『マラケシュ・アンバラージュ・アンサンブル3』シンク・オブ・ワン・ウイ ズ・マラケシュ・アンバラージュ・アンサンブル/『テクニカラー』『ジャルヂン・エレトリコ〜エレクトリック・ガーデン』『ボーレの国のムタンチスと流れ 星たち』ムタンチス/『ビルド・アップ』『今日は残りの人生最初の日』ヒタ・リー /『ソ・ナン・トカ・ケン・ナン・ケル』エルメイト・パスコアル/『バッキ・ソルト』レニーニ&ルーラ・ケイローガ/『エンサイオ・ジェラル』ジルベル ト・ジル/『乙女の儚夢(ろまん)』『噫無情(ああむぢゃふ)〈レ・ミゼラブル〉』あがた森魚/『アニマル・インデックス』『夏の日のオーガズム』『a touch of fullmoon shows in the night』ムーンライダーズ/『Tuning of the World valb show-case vol.1』Various Artists

■あとがき
「キリちゃんとのこと」 ケペル木村





























■大阪カナディアンにて開催された
追悼イベントのフライヤー用に
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